2021/03/19患者さん向け
子宮頸がん予防のためのヒトパピローマウイルス(HPV)9価ワクチン(シルガード9®)の接種がはじまります【HPV4価ワクチン(ガーダシル®)との比較】
HPVワクチン接種/相談窓口
- HPVワクチン接種/相談窓口
(産婦人科のページへリンクします)
接種対象者
(産婦人科のページへリンクします)
高校2年生以降の方
ただし、次に該当される方は、接種対象外となります。
- 発熱のある方
- 妊婦の方
- 授乳中の方
- 高齢者の方
接種スケジュール
全3回を接種していただきます。
2回目の接種は初回接種から2か月後
3回目の接種は初回接種から6か月後
となります。
(上記がどうしても難しい場合には、初回、初回の1か月後、初回の4か月後というスケジュールでも接種できます)
費用
29,700円/回(税込)
(89,100円/3回(税込))
任意接種のワクチンとなるため、公費負担などはなく、全額自費負担での接種となります。
また、ワクチン接種後も2年に1度子宮頸がん検診を受けることが大切です。
接種するための事前登録について
HPV9価ワクチン(シルガード9®)を接種いただくためには、来院前にワクチンQダイアリーの事前登録が必要となります。
- ワクチンQダイアリーのサイトはこちら(外部サイトへリンクします)
- ワクチンQダイアリーの登録方法・操作手順はこちら
- How to operate “Vaccine Q Diary”
- 「疫苗Q日记」的操作程序
上記サイト内の「新規登録」から事前登録をしてください。
上記より登録方法・操作手順をご確認ください。
↑ How to operate “Vaccine Q Diary”
「ワクチンQダイアリー」操作説明書(英語版)
↑ 「疫苗Q日记」的操作程序
「ワクチンQダイアリー」操作説明書(中国語版)
なぜ事前登録が必要か
HPV9価ワクチン(シルガード9®)を接種するためには、接種される方(もしくは保護者の方)が「ワクチンQダイアリー」というシステムにご登録いただく必要があります。HPV9価ワクチン(シルガード9®)では全例登録が義務となっているため、登録いただかないと接種することはできません。
また、院内での滞在時間短縮のため事前登録をしてから来院いただくようにお願いします。
HPV9価ワクチン(シルガード9®)とHPV4価ワクチン(ガーダシル®)の比較(対象・金額など)
これまでのHPV4価ワクチン(ガーダシル®)は、子宮頸がんの原因の50~70%程度を予防できるとされてきました。2021年3月から当院で接種できるようになったHPV9価ワクチン(シルガード9®)では、子宮頸がんの原因の90%程度を予防できると考えられています。
また、その他にも外陰がん(陰茎を含む)、肛門がん、咽頭がん、尖圭コンジローマ(主にHPV6型、HPV11型)などもHPV感染により起こるため、これらに対しても予防効果が期待されています。
ワクチンの種類 | HPV9価ワクチン (シルガード9®) |
HPV4価ワクチン (ガーダシル®) |
---|---|---|
国際誕生 | 2014年 | 2006年 | 国内製造販売承認 | 2021年2月 | 2011年8月 | 予防できるHPVの種類 | 9種類 HPV6、11、16、18、31、33、45、52、58型 |
4種類 HPV6、11、16、18型 |
対象 | 9歳以上の女性 | 費用 | 29,700円/回(税込) | 16,689円/回(税込) 小学6年生~高校1年生相当は公費負担(無料) |
接種方法 | 筋肉内注射 | 接種回数 | 3回 | 接種間隔 | 初回 初回の2か月後 初回の6か月後 (初回、初回の1か月後、初回の4か月後というスケジュールでも接種できます) |
HPV9価ワクチン(シルガード9®)とHPV4価ワクチン(ガーダシル®)の比較(副反応)
臨床試験における検討では、日本人に特有の副反応があったということは特に報告されていません。国内臨床試験と海外臨床試験において、安全性は同様であったとされています。主な副反応は下記のように報告されています。
ワクチンの種類 | HPV9価ワクチン (シルガード9®) |
HPV4価ワクチン (ガーダシル®) |
---|---|---|
10%以上 | 疼痛・腫脹・紅斑 | 注射部位疼痛・注射部位紅斑・注射部位腫脹 | 1~10%未満 | 発熱・掻痒症・出血・熱感・腫瘤・知覚消失・頭痛・感覚鈍麻・悪心 | 発熱・注射部位掻痒感・頭痛 | 1%未満 | 四肢痛・腹痛・下痢 | 注射部位硬結・注射部位出血・注射部位不快感・注射部位内出血・注射部位変色・注射部位知覚低下・注射部位熱感・倦怠感・浮動性めまい・感覚鈍麻・傾眠・回転性めまい・下痢・腹痛・悪心・四肢痛・筋骨格硬直・四肢不快感・白血球数増加 | 頻度不明 | 無力感・悪寒・疲労・倦怠感・内出血・血腫・硬結・失神・浮動性めまい・筋肉痛・関節痛・嘔吐・リンパ節症・蜂巣炎・インフルエンザ・口腔咽頭痛 | 無力症・悪寒・疲労・注射部位血腫・失神(強直間代運動を伴うことがある)・関節痛・筋肉痛・嘔吐・リンパ節症・蜂巣炎 |
Q&A
- 他の種類ワクチン(例えばインフルエンザワクチンなど)とHPV9価ワクチン(シルガード9®)の関連
- 他の種類のワクチンとの接種間隔は特に定められておりません。例えば、インフルエンザワクチンを接種した翌日にHPV9価ワクチン(シルガード9®)を接種することもできます。
ただし、新型コロナウイルスワクチン接種後については、2021年3月5日時点では、原則的に「13日以上」の間隔を空けるようにされていますのでご注意ください。
- 2回目、3回目の接種間隔が予定よりも遅れてしまった場合
- なるべく早く接種してください。初回から接種をやり直す必要はありません。
- HPV9価ワクチン(シルガード9®)を接種すれば子宮頸がんにはならないか
- HPV9価ワクチン(シルガード9®)接種により必ず予防できるわけではありません。20歳を過ぎたら2年に1度子宮頸がん検診を受けることが大切です。
- 全3回のHPV9価ワクチン(シルガード9®)接種が終わる前に妊娠した場合
- 医師にご相談のうえ、出産後までワクチン接種は控えてください。