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臨床工学室

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概要と紹介

臨床工学技士とは?

 近年、重大な医療事故が連続して起こり、医療の安全性や信頼性が社会的問題になってきています。臨床現場においては、高度の医療機器が導入され大きな治療効果を上げていますが、一方でその機器の誤った使用による事故も起きているのが現状である。安全で信頼性の高い医療機器を提供するためには、適切な機器の操作・保守点検を実施していかなければいけません。こうした医療現場において、医学的のみならず工学的な知識を有した専門技術者が求められてきました。それが、臨床工学技士です。
臨床工学技士は、医師の指示のもとに血液透析装置、人工呼吸器、人工心肺装置などの生命維持管理装置の操作や保守点検を行なう医療国家資格者です。

当院での業務内容

 臨床工学室は、平成5年に診療技術部門内に開設され、3名の専属有資格者にて組織されています。業務は、人工透析室業務を中心として、人工透析業務、医療機器管理業務、その他の業務を行なっています。

人工透析業務

人工透析とは、主に血液透析(HD)と血液透析濾過(HDF)のことであり、HDとはカテーテルや皮下の動静脈痩のいずれかより血液を透析器に導入し、透析液と透析器の膜を介して血液中の高窒素血症、水・電解質の是正を行いその維持を人工的に行なう治療です。HDFとは、HDを行ないつつ血液側から透析液側に大量の体液の濾過を生じさせ、濾過により不足する体液の量に見合うだけの量の輸液を行なう治療である。

 業務内容は、治療の準備として透析装置の始業点検、透析液濃度のチェック、血液回路と透析器のプライミング行い、開始時は穿刺や穿刺介助、透析中は機器の動作チェックや患者様のバイタルチェック、終了時は返血やベッド周りの清掃、次の準備を行ないます。
 月水金は3クール、火木土は2クール行ないます。
 他にも、重症な患者様は病棟で透析を行なったり、持続血液透析濾過や血漿交換、血漿吸着など各種血液浄化も行ないます。

人工透析室

人工透析室

医療機器管理業務

医療機器管理業務 院内にある医療機器の清掃、点検を行なっています。当院では、使用後必ず返却される機器と各部署で管理する機器があります。使用後必ず返却される機器は、清掃・点検を行い使用できる状態にして保管します。各部署管理の機器は、月1回点検に行きます。手術室には、週1回点検に行きます。他にも、各部署からの修理依頼や点検依頼に対応します。

その他の業務

 医療機器のめまぐるしい進歩に対応できるよう知識や技術の習得のために外部の研修や勉強会または学会に積極的に参加します。
 医療機器使用者が医療機器を正しく操作できるように、院内勉強会を開催しています。
 夜間および休日などの時間外はオンコール体制をとっています。

管理している主な医療機器

  • 透析患者監視装置
  • 多人数用透析液供給装置
  • RO装置
  • 人工呼吸器
  • 麻酔器
  • 閉鎖式保育器
  • 除細動器
  • 心電計
  • 輸液ポンプ
  • シリンジポンプ など