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睡眠障害のはなし

2014年10月29日(水)

昨晩はよく眠れましたか?睡眠障害①

近年、生活スタイルの変化により睡眠時間は短縮傾向です。また深夜業に従事する人も少なくありません。
したがって、仕事をしている多くの方が睡眠不足や体のリズムの乱れを感じているのではないでしょうか?睡眠中もしくは入眠期になにかしらの影響や異常のあることを睡眠障害といいます。

睡眠関連疾患国際分類では、睡眠障害は90種類以上に分類されていますが、大きくは睡眠自体が疾患である<睡眠異常>・睡眠に関連して異常かつ不自然な動き、行動を伴う<睡眠時髄伴症>・医学的、精神的な状態により睡眠障害が生じた<内科・精神科的睡眠障害、>・<その他>に分類されます。今回は<睡眠異常>をとりあげます。

<睡眠異常>
◎不眠症:
なかなか眠れない「入眠障害」、夜中に何度も目覚める「中途覚醒」、早く起きすぎてしまいそのあと眠れない「早朝覚醒」、眠りが浅く熟睡した感じがない「熟眠障害」等の症状により日中だるい、仕事がはかどらない,気分がよくないなどの不調がみられます。

◎過眠症:
一日に10時間以上の睡眠が2週間続いたり、日中になんども居眠りをしてしまう状態を過眠症といいます。
□ナルコレプシー(居眠り病)(日中の過激な眠気、繰り返す居眠り、大笑いしたときなど喜怒哀楽の感情が高まったとき体の力が突然ぬける、「熟眠障害」、意識は眠っていても体が無意識に動いてしまいその行動については覚えていない等の症状がみられます)

睡眠時無呼吸症候群SAS
睡眠中に呼吸が止まり、苦しくなって眠りが浅くなり睡眠不足になります。それによって日常生活に様々な障害を起こす疾患です。睡眠障害の中でも最も多くみられます。
山陽新幹線の運転手が居眠り運転事故を起こし、その後運転手がSASであったなど最近ニュースなどでよく耳にするようになりました。
SASは交通事故だけでなく、作業ミスによる労働災害、慢性期には心臓や血管に負担がかかり様々な合併症を引き起こす可能性があります。

◎睡眠関連運動障害:
□レストレスレッグス症候群(脚に不快な感覚が起こり、脚を動かしたくてたまらない。安静時横になったり、座ったりするとあらわれる。脚を動かすと不快な感覚は軽減する。夕方から夜にかけて強くなるといった症状が特徴です。睡眠不足から昼間の眠気、気持ちの落ち込みといった症状があらわれます)

◎リズム睡眠障害:
睡眠、覚醒のパターンが一般的に望ましいとされている時間帯とずれてしまう障害です。

精神性の不眠や誤った睡眠生活による不眠もありますが、いびきがすごい、なかなか寝付けない、脚に不快な感覚が生じることで入眠が困難になる、通常の生活より早く目が覚めるまたは起きることができないといった「病気なの?病院に行くほどではない?」と思いがちな症状もありますが睡眠時間は長くても、短くても死亡リスクを高くするといった報告もあるそうです。
いびきや眠気が気になる方、ご自分の睡眠に不安を感じる方は健康維持のためにも早めにお近くの医療機関に相談してよい睡眠をとってください。

当院でも睡眠時無呼吸検査(一泊、簡易)を実施しています。

診療技術部 臨床検査科