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当院の理学療法士が執筆した論文が掲載されました!

2018年4月10日(火)

タイトル

High defect stage, contralateral defects, and poor flexibility are negative predictive factors of bone union in pediatric and adolescent athletes with spondylolysis.

(訳;重症度の高い分離、対側の分離、および柔軟性の低下は小児期と思春期のスポーツ選手における脊椎分離症の骨癒合に関するネガティブな予測因子である。)

 

著者

Kazufumi Yamazaki, Shintaro Kota, Daisuke Oikawa, Yoshiji Suzuki

 

雑誌名

The Journal of Medical Investigation 2018;65(1.2):126-130

 

リンク

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29593182

 

コメント

 脊椎分離症は疲労骨折です。特に脊椎の中でも腰椎に発症することが多く、成長期のスポーツ障害における腰痛の約50%は分離症であると言われています。分離症の治療においてレントゲンやCT、MRI画像でわかる形態的特徴が骨癒合(治癒)に関連することが先行研究で報告されています。しかし、身体の柔軟性や体幹の筋力といったリハビリテーションに関わる身体的特徴と骨癒合の関連は明らかにされていませんでした。私たちは、分離症のリハビリテーションではハムストリングスの柔軟性が重要であると考えました。研究結果から、ハムストリングスが柔軟な患者ほど骨癒合が得られており、脊椎の形態的特徴に加えて患者の身体的特徴が分離症治療において重要であることがわかりました。一方で身体が柔らか過ぎることも分離症のリスクを高めることも報告されており、今後は柔軟性だけではなく、正しい身体の使い方とは何かという視点で検証していきたいと思います。

 

スポーツ認定理学療法士

リハビリテーション科学修士

山﨑一史